株主・投資家の皆さまからの声に真摯に耳を傾け、

商社機能とメーカー機能の両輪で、持続的成長を目指していきます。

当社グループは、2026年1月に「未来成長に向けた基盤づくり」と位置付けた新中期経営計画「NEXT-LJ 2028」を公表し、始動しました。
「NEXT-LJ 2028」では、「成長領域への集中と価値創出力の向上」「資本収益性の向上」「グローバル人材の強化」を基本方針とし各部門の成長戦略を策定しました。成長が期待される食品分野への取組み強化や新規商品の開発などによる国内事業の成長に加え、製造体制を強化するアジアのチーズ製造販売事業の拡大を通じて、引き続き「複合型食品企業」への進化を目指します。

「複合型食品企業」とは、既存商品の深掘りや新たな商材の提案などにより実現する「取扱商品の拡大」という縦軸と、「製造機能の拡充」という横軸をそれぞれ広げていくことによって実現したい当社の将来像です。


「取扱商品の拡大」においてキードライバーとなるのは機能性食品原料の拡販です。当社は、2020年に事業開発本部を新設し、2025年には取扱商品のさらなる拡充を掲げ、ライフサイエンス事業本部へ改称しました。同本部では健康志向の高まりを背景に、主要取扱商品の乳由来の機能性食品原料とともに、植物由来のたんぱく原料などの新たな商材の販売も順調に拡大しています。当社は世界でも技術力のある大手仕入先と長年の取引があり、各社の製品特性を理解しているため、多様なニーズに合わせた原料を提案することが可能です。このような強みを活かし、機能性食品原料の販売だけでなく、乳製品と機能性食品原料を掛け合わせるなど、新しい付加価値を提案できる「商品の複合化」にも取り組んでいきます。
 

「製造機能の拡充」という観点でキードライバーとなるのは、アジアにおけるチーズ製造販売事業です。当社は2003年からシンガポールでチーズ製造販売事業を開始しました。現在では、タイ、インドネシアにもチーズの製造・加工工場を展開しています。私自身、2016年にシンガポールに赴任し、アジア地域における乳製品市場の拡大を目の当たりにしました。今後もチーズをはじめ、乳製品の需要がさらに拡大していくものと確信しています。当社では、チーズ製造販売事業の拡大を加速させるべく、2026年にシンガポール新工場を建設し、10年後には製造量を現在の2.5倍に増やすことを目指しています。また将来、当社事業とのシナジー効果が期待できるチーズ以外の新たな製品の製造についても可能性を模索していきます。

 

時代とともに経営課題が変化していくなか、私自身の役割は、取引先の経営層との関係を強化するとともに、最前線で活躍する現場の社員にとって働きやすい環境をつくっていくことであると認識しています。これからも時間の許す限り現場に足を運び、社員とともに汗をかきたいと思っています。また、当社グループの事業内容や業績、今後の成長に向けた取組みを外部に発信することも、経営トップとしての重要な役割のひとつであり、IR活動についても積極的に取り組んでいきます。株主・投資家の皆さまからの声を真摯に受け止め、持続的成長の実現に向けて精進してまいりますので、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社ラクト・ジャパン

代表取締役社長執行役員