製品の安全・安心

ラクト・ジャパンは食品専門商社として、安全性の確保を最優先に取り組んでいます。今後も安全・安心な原材料を、安定的に供給する体制を維持します。

品質マネジメント

全社の品質マネジメントを統括する部門として、品質アセスメント室を設置しています。品質アセスメント室では、品質に関する法規制への対応や情報収集を行うほか、各部門で発生した品質関連のトラブル事例や、仕入先工場を監査した際のレポートなどを集約し、社内に展開・共有しています。品質アセスメント室は、品質トラブルを未然に防ぐ機能と情報発信機能を担い、日々取り組みを進めています。

 

また、乳原料・チーズ、食肉食材の各事業本部は、品質アセスメント室と情報共有しながら原料・製品の品質管理を一体となって進めることで、さらなる安全性の確保に努めています。

品質トラブルを未然に防ぐための対応

製品の輸入にあたっては、製造先における製品の包装・封入を徹底し、海上コンテナに積載されてから日本国内での検査までの間に開封されることが無いよう徹底した管理が行われています。そのため、物流における異物混入リスクはほとんど無いと認識しています。

 

その一方で、乳製品については、粉乳製品を乾燥させる工程で規定よりも大きい塊が混ざってしまうリスクや、製品を封入する際にヒートシールが完璧になされず内容物の漏れや固化、異物が混入するリスクが考えられます。また、製造ラインに使われているパッキンの一部が製品に混入するというトラブルも考えられます。

 

当社では、このような想定されうるリスクを徹底的に洗い出し、各従業員への周知・浸透をはじめとして、製造システムのハード・ソフト面からの見直し、製造記録や設備の点検・部品交換の記録などの適切な管理・運用に努めています。なお、現在までにおいて、重大な異物混入事例や、安全衛生上における重大なインシデントは発生していません。

仕入先の選定(監査、視察、サンプル検査)

私たち食品専門商社にとって、仕入先の選定は安全性確保の第一歩であり、単に価格面だけを基準に調達先を決定することはありません。品質や技術力はもちろん、「各生産プロセスにおいて十分な安全管理体制が構築されていること」を仕入先選定の必須条件にしております。さらに、実績や財務上の安定度などを総合的に勘案する必要もあることから、当社では従業員自らが世界中の仕入先に赴き、自分の目で確認して安全性を確かめています。