脱脂粉乳及び全脂粉乳の国際相場は若干強含みにて推移している。各産地別で見ると、EU産粉乳については、ユーロ高の影響でやや価格競争力が乏しくなっている。一方米国産粉乳については、国内の粉乳在庫状況は改善され始めている状況とこの先の生乳生産量が減少することが予想される為、積極的に販売しようというポジションではない。またオセアニア産粉乳についても、直近2週間では相場が若干上昇してきている。しかしながら世界経済の世界経済の先行き不安が払しょくされていない現状では、国際的に粉乳の需要が依然として低迷しており、価格の大きな上昇は現段階では見受けられない。
2009年7月 のアーカイブ
[2009年7月]脱脂粉乳・全脂粉乳情報
2009年7月1日サマリー
[2009年7月]バター情報
2009年7月1日サマリー
EU介入在庫への買入は入札数が1,000トンを切りほぼ休止状態。また生産状況についても季節的にも生乳中の脂肪分が減る中、予想以上にバター生産量が伸びず、一時的ではあるが不足感が出ている。現在は、オランダ公定価格の続伸もあるが、介入在庫の存在も考え合わせると今後も大幅な価格変動は考えにくい。また米国の輸出は低調で、1-3月の第一4半期輸出は3期連続前年同期比を下回った。オセアニアは基本的にはまだ端境期で在庫は無いが、期近積みはやや強含みの模様。
[2009年7月]ホエイ・カゼイン情報
2009年7月1日サマリー
-ホエイ-
EU産ホエイパウダー相場は7月に入っても緩やかな上昇を示した。EU域外への輸出も安定的に行われているが、ここ数カ月の相場上昇と為替のユーロ高の影響もあり、需要がそがれている面もある模様。一方米国産ホエイもこの一ヶ月は急激では無いながらも西部、中央部、東部とも上昇を続けている。西部では季節的要因による収乳量減の影響を受け、ホエイ生産量はそれほど伸びていない模様。
-カゼイン-
オセアニアはカゼイン在庫に比較的余裕がある為、新シーズンに入っても数カ月は生産を行わず引き続き今シーズンに生産した在庫から出荷する方針を基本的に取る模様。相場も引き続き安定している。一方、EUにおいては生乳生産が伸びていない事に比例して、カゼイン、カゼイネートの生産も伸びていない。昨年比大幅減産になるとの見方もある。このような生産状況にもかかわらず、販売が振るわないため相場も上昇することなく安定している。
[2009年7月]チーズ情報
2009年7月1日サマリー
- 世界チーズ輸出量・輸入量 2009年第1四半期 -
A)輸出
2009年第1四半期の世界のチーズ輸出量は、前年同期比較11%減と大幅に減少した。地域別に見ると、ニュージーランドの3%増を除いた殆どのチーズ主要輸出国が減少している。主要輸出国でみた場合、EU全体のチーズ輸出量は9%減、豪州が23%減、米国が26%減、ウクライナが20%減、スイスが8%減、アルゼンチンが19%減となっている。2009年第1四半期のチーズ価格は全体として下降傾向にあったが、世界経済の後退による需要減・信用収縮が下落したチーズ価格にも関わらず、輸出量が伸びなかった原因となった。
B)輸入
2009年第1四半期の各国チーズ輸入量は、輸入量第1位のロシアが17%減、第2位の日本が19%減となった。日本の輸入量はニュージーランド、豪州、米国からの輸入量が減少している一方、EUからの輸入量は増加した。
[2009年7月]乳糖情報
2009年7月1日サマリー
主要生産国である欧州、米国共に乳糖相場は、依然堅調に推移している。
季節的な要因などで乳糖供給は若干タイトになってきており、メーカー在庫も減少してきている。また乳糖を取り扱う海外のブローカーの動きも活発になって、引き合いは堅調な状況となっている。乳糖メーカーの在庫過多の状況から一転、乳糖タイト感といった動きが続いている為、今後も引き続き需給バランスには注視していく必要がある。